円形脱毛症は繰り返す?

10円ハゲと呼ばれることもある円形脱毛症はストレスが原因で発症することが大半です。
脱毛症の種類にも色々ありますが、髪が円形や楕円形に抜け落ちてしまうのが特徴的です。

原因のストレスがなくなれば自然に治癒する可能性もありますが、一旦発症すると繰り返し禿げてしまう確率が高いので注意が必要です。
もし目立たない場所にできても念のため病院で調べて貰った方が良いでしょう。

同じ円形脱毛症でも症状は様々で、10円玉サイズで髪が抜けるタイプから髪全体が抜けてしまうものなど多岐にわたります。
ひどくなるとまつ毛や眉毛、体毛も抜けることもあるので軽く考えることはできません。

何の前触れもなくいきなり脱毛が始まり、頭部に局所的に地肌が見え始めたら要注意です。
円形脱毛症になると頭髪との境目がはっきりしている円形や楕円形の脱毛斑ができます。
爪に細かいおうとつがある方、アトピー性皮膚炎を患っている方も円形脱毛症になりやすいと指摘されています。

同じ円形型脱毛症でも、抜け毛の状態や深刻度などで単発型や多発型、全頭脱毛、蛇行状脱毛、汎発性脱毛の5種類に分類されます。
一番発症率が高い通常型円形脱毛症の単発型の軽度なら特に治療を施さなくても自然治癒するケースが目立ちます。

脱毛斑が複数発生する多発型は、単発型より繰り返し症状が出る確率が上がり、症状が長引くほど自然治癒する可能性は少なくなります。
単発型や多発型から全頭脱毛や汎発脱毛に移行することもあるので油断大敵です。

全頭脱毛になると髪の毛全体が抜け落ちてしまいます。
回復までの道のりが遠くなり、治療期間が長引くことが予想されます。
髪の生え際の脱毛が帯状に繋がる脱毛斑が出る蛇行状脱毛と全身の体毛まで抜け落ちる汎発性脱毛も難治性の円形脱毛症で、現代の医学でも明確な治療法が確立されていません。

円形脱毛症自体わからないことが多く、研究段階にある病気です。
最近ではHPA軸と呼ばれるストレスに関係したホルモンが作用していると考えられていますが、はっきりしたエビデンスは報告されていません。

ストレスやホルモンバランスの乱れ、遺伝など複数の要因が重なり合って発症するケースが多いので、予防や改善対策に励むためにも生活習慣を改めましょう。

自己免疫疾患で円形脱毛症になったら、治らない?

近年は自己免疫疾患のせいで円形脱毛症を発症すると考えられています。
人間には、外敵から身を守るための自己免疫機能が備わっています。
ところが、なぜかこの免疫機能が正常に働かなくなると、自己免疫機能が誤作動を起こし正常な組織まで攻撃対象になってしまいます。

アトピー性皮膚炎も自己免疫疾患の1つで、免疫の異常によって引き起こされる病気です。
円形脱毛症も、免疫機能が乱れ毛包に関わるタンパク質を敵と見なし、攻撃や破壊を繰り返すことで脱毛症状が引き起こされると指摘されています。

ストレスや疲労も自己免疫疾患の引き金になるとされますが、自分では精神的プレッシャーや心身の疲労を実感できないこともあるので普段から十分に睡眠時間を確保して身体を休めておくことが大切です。

円形脱毛症になってしまった患者さんのうち40%以上がアトピー素因を持っているとも言われています。
花粉症などの他の自己免疫疾患を発症している場合も円形脱毛症になりやすいかも知れないので警戒しておきましょう。

病院では主にステロイド局注療法と局所免疫療法などの治療法が行われますが、液体窒素を使う治療法など治し方はたくさんあります。
もし遺伝しやすい体質を引き継いでいても普段の生活習慣対策で予防することは十分に可能なので、睡眠生活や食生活を安定させて発症を食い止めましょう。

不規則な生活習慣はホルモンバランスを崩すので意識して早寝早起きを心がけることも有効な対策になります。
病院では主な症状を軽くするための対症療法を行うので中々治らないこともありますが、自分で生活環境を整えて免疫アップに励めば予防しやすくなります。
シャンプー自体が原因になることはありませんが頭皮を健康的に保つためにも、低刺激性のシャンプーを選び頭皮を刺激しないようにしましょう。

インフルエンザなどのウイルス感染による身体の疲れ、高熱も再発のきっかけになることがあるので、うがい手洗いなど感染対策にも気を抜けません。